吹田市の小児科 (医)こどもクリニック北、乳児健診、予防接種、心臓外来。ブログ。

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学ぶということ。教えるということ。

2011年10月17日
新しいコピー機がクリニックへ届いた時のことです。担当の方は私やスタッフに非常に熱心に丁寧な口調で説明してくださっていたのですが、印象に残っているのは指導の姿です。パソコンとの接続などをして下さっている時にいっしょに連れてきた若手に優しい口調で丁寧に説明をしながら設定をしていたのです。担当者の人柄がとてもにじみ出ているようで感心しました。

クリニックの定期清掃をお願いしている会社の方がいらっしゃった時のことです。この時も若手が一人。清掃担当の方はいつもとても丁寧な口調で話されるのですが、若手への指導は結構厳しいものでした。「さっき言ったでしょ!もう一度やり直して・・・あぁ、だめだめ!それだと汚れがまたついてしまう!」・・・厳しい! でも、理にかなっている指導でした。いかにも職人技の世界、でしたね。こういう厳しい指導も愛情がこもっているのはとてもよく伝わり、だからこそ若手さんも一生懸命頑張っていました。これもとても印象に残りました。

最近、クリニックにも新人さんがいらっしゃっています。先輩の指導の仕方がそれぞれに異なるのが面白く、私はこっそりと興味津々な気持ちで見ています。丁寧に1から教えるタイプ、初歩的なことのみ伝えてそのあとは質問してくるまで指導は控え、その分聞かれたら倍返しに指導を加えるタイプ。暖かく見守りながらさりげなく「提案」するタイプ。さらに、基礎的なところを教えた最近では、どの先輩たちもみんな「患者さんへの不利益につながらないように安全第一に」と指導に厳しさが増してきています。怖いなぁ。でもプロ意識がキチンと伝わっているようで、感心してしまいます。さすがプロ。

さまざまなところで新人さんが新しい環境に適応しようと努力しています。新人さんにもいろいろなタイプがありますが、指導する側も本当にいろいろなタイプがありますね。

私は人に教えるのが本当に苦手なので、指導しているシーンに出くわすとどんな職業の人でも耳をダンボにしてその様子をうかがう癖があります。どうすれば上手になれるかな、と。指導する立場に立ったこともありますが、かなり厳しいと思われていたと思います。だってこども達の命にかかわることですもの。こっちも必至でした。でも今思うと、ひとえに自分にもゆとりがなかったためと思います。指導医としては、かなり質が悪かったのではといまだに恥ずかしく、反省することしきりです。

人に質問するのもとても苦手でした。医師になって2−3年の時には指導医が10歳以上離れている先生方で、しかも厳しい先生方が多かったので聞くのがとてもとてもとても!怖かったのです。それ以来、どの先生にも質問したら叱られそうな気がして。。。今思うともったいないですよね。若いときだからこそ聞けたのに。でもその分、「親の背中を見て育て」です、外来をされているのを横でこっそり聞きながら「なるほど、今の言い回し、今度使ってみよう!」「そっか、あの病気も疑わなくちゃいけないんだな」と必死に学びました。先生方のカルテをこそっと見て、指示内容をこそっと見て、「そうか、そういうやり方があるんだ」と学びました。そんなこともあったなぁ。。。

開業してからはがらりと変わりましたね。とにかくたくさんの人に「聞きまくり」です。院長という責任の重さがずどんとのしかかりましたから「聞くのが恥ずかしい」「あほと思われる?」なんて言ってられません。保健センターへ電話、医師会へ電話、先輩先生方に片っ端からメール・・・。昔からこうすればよかったな、とつくづく思っています。優しい先生方はたくさんいらっしゃったのに、もっと聞けばよかった!と。

新人さんたちを見ていると自分の昔を思い出します。そして、「がんばれよ! 今のうちにたくさん怒られて、それでもがめつく質問していくんだぞ!」とこころの中でエールを送っています。

素敵なお話

2011年10月11日
昨日は体育の日。ここのところ各週末に「明日運動会なんです。」「今週末運動会なんです。」と例年たがわず気合を入れている親子をよくみかけます。運動が得意な子も苦手な子も、みんながんばれ!と心の中で応援しながら診療を続けている今日この頃・・・。

そんな中、あるお母さんからメールをいただきました。心臓やさんをしていた頃に受け持ちをしていた子のお母さんです。生まれた時から主治医をしていたのですが、とても複雑な心臓の病気で、何度も何度もカテーテル検査や手術を繰り返していた子でした。長い長い何か月にもおよぶ入院生活、退院してもしばらく酸素もご自宅で吸っていたりもしました。本当にしんどかったと思います。でも、本人もそうですが、お母さんもとても頑張り屋さんでした。ご家族のサポートも厚く、そのがんばりが本人にも伝わっていたのでしょうね。外来でもとてもやんちゃでした。でも、チアノーゼがあり(体が酸素不足)他の子どもたちのように元気に走り回ることは少なかったのです。

主治医を離れて久しく経ちますが、変わらず何度もカテーテルやら手術やら、たくさんの山を乗り越えていたようです。時折メールで近況報告をしてくださり、逆にとても励まされることもたびたびありました。最終の手術を終えてもしばらくしんどい時期があり、現在も、そしてこれからも定期的な通院は絶対必要なのですが、それでもとても前向きに頑張っていらっしゃいます。

そして今回、うれしくて涙が止まらないようなメールをいただいたのです。お母さんに了承を得ましたので、ぜひ皆さんにも読んでいただけたらと思います。(お名前はAくん、としておきますね。)

・・・・
昨日 幼稚園生活最後の 運動会がありました*
Aの通う幼稚園は 年長組さんのクラス対抗リレーが毎年恒例になっていて 私もとても楽しみにしていました!
二学期に入って 初めてのリレーの練習を 私は自分の保育室からこっそり見ていました(注:お母さんは保育士さんです)!
…Aにバトンが渡り、Aがスタート!…したのですが 『遅い!』そして 体力がもたなくて 途中で歩きだしたんです…
Aが リレーに参加したら クラスのみんなに迷惑をかけてしまうなぁ…
と感じ 私は担任の先生に「Aがクラスの足を引っ張るようなら 辞退させるから… 」とお願いしたんです。すると 担任の先生から 「体調がOKなら クラスの一員としてAくんにも リレーに参加して欲しいです」と言っていただき(涙)…
Aの気持ちを聞くと『出たい!』という事で 結局そのままリレーに参加する方向に!だったのですが 練習状況を見ていると 走るのが遅いのは仕方ないですが、やっぱり次のお友達のところまで 体力が持たず歩いてやっとバトンを渡す状態で…
『クラスの一員』としてAにできる事を頑張ろう!
と決心し 毎晩走る練習をする事にしました!
毎日走れば 体も走る事に慣れてくるはず!

本番は80メートルのトラック一周なので 自宅前から30メートルほど先の電柱にタッチして 戻ってくる!をお兄ちゃんに協力してもらって三週間毎晩 走りました!
初めは電柱に行くのがやっとだったのに だんだん 一定の早さで帰ってこれるようになり…
本番1週間前は 現場練習(笑)グランドにも通いました!
正直、途中、私の方が面倒くさくなりましたが Aは やる気満々!毎日嫌がらず続けたんです!

担任の先生が 運動会に向けて気持ちを盛り上げるように毎日指導して下さった事にホント感謝でした!

で!昨日の本番です☆
リレー以外に かけっこの種目もあったのですが かけっこは 最後まで走り切った満足以上にお友達を二人抜いて2位!
もちろんリレーも 力いっぱい走りきりました!綱引きも組体操も 元気に参加!
お兄ちゃんも練習の成果に満足で 先月からの練習の流れを見守って下さった 主任と園長も運動会に参加できた事を改めて喜んで下さいました!

この春まで 手術して入院生活してたAが クラスのお友達と変わらず 元気に過ごせているのが ホント何よりも嬉しいです!
赤ちゃんの時から 離れた今も北先生にも 沢山 お世話になり すごく感謝しています☆
これからも また 時々お話し聞いて下さいね…
ヨロシクお願いします!
・・・・・

今私が主治医をしていたら、ひょっとして「参加するのはいいけどリレーはしんどいんじゃない?」と言っていたかもしれません。でも、Aくんがこんなに心のつよい子になってくれていたなんて、びっくりしました。常に思っている「つよい子になぁれ」という私の思いを思い切り表現してくれました。あのしんどかった子がよくぞここまで・・・、と思うと私はもう・・・号泣です。私の自慢の息子の一人です!

もちろん、運動制限が本当に必要な子もいます。本人が泣いて運動をしたがっても、命の危険につながるからとやめさせたこともあります。でも、頑張ろうというその気持ちはできる限り大切に伸ばしてあげたいといつも思っていましたし、これからも変わることはありません。いつまでも箱入り息子・箱入り娘にしていてはその子のいろいろなことへのやる気自体も損なわれてしまします。できる範囲で少しずつ少しずつ、できることを伸ばしていくことがとても大切です。それをまさにAくんがそれを示してくれました。私のほうが感謝の気持ちでいっぱいです。Aくん、本当にありがとう!

これからもたくさん大変なことがあると思います。どこかで壁にぶつかるかもしれません。でも、そのつよい心があれば必ず乗り越えられます。
頑張ってほしい!つよい子になってほしい! 心の底からそう願っています。

いつのまにやら3年目

2011年10月03日
1か月ほど前には覚えていたのです。あぁ、今年の10月でクリニックは3周年なのね〜と。開設当初は「クリニックを3年で一人前にするゾ!」と息巻いていたのですが、1か月前に思い出した時は「もう3年たったんだ。でも、まだまだだな〜。」なんて反省もしていたのですが、そのまま小さな用事目白押しの日々に追われ、すっかり忘れていました。前日の9月30日に来院されたあるお母さんに3年目のお祝いの言葉をいただき、「おっと、そういえば3年目だったな。」と再び思いだしたものの・・・またばたばたして忘れ・・・。当日朝やっと「あー、今日が3周年の記念日じゃん!」と思い出した次第です。なんとも情けない話です。

開業医の先輩が開業3年目を迎えた時、「先生、3周年で何かイベントを計画されているんですか?」と伺ったことがあります。でも「うぅん、別に・・・」とそっけない返事でした。なんでだろーせっかくの3周年記念なのに、とその時は思ったのですが、今自分がその立場に立ち、「うぅん、別に・・・」の言葉がようやくわかったような気がします。それどころじゃないのよね。予防接種のこと、予約システムのこと、給与計算のこと、物品修理のことなどなど。それになによりもあの子のこともこの子のことも心配で頭から離れません。あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ、あーあれも残ってた、これも考えて解決しなくちゃ。あぁ・・・

10月1日に大きなお花が届きました。毎年送ってくださる方からです。今年は昨年に比べて大人っぽいお花で、スタッフ一同「アダルトな雰囲気・・・」「南国系?」とわいわい。これからはこの花が似合うように大人にならなくちゃだめなんだよな、きっと・・・そんな思いにかられながらしばらくそのお花を見つめてしまいました。

ちっとも成長していない院長です。日々の雑用に相変わらず追われている情けない院長です。今度の目標は5年めに置くとしても、もう少し頑張らないといけませんね。日々に追われていても、流れにしがみついていても、迷うことがあっても、私は前を向いて進まなくちゃいけないんですよね。そうして日々を重ねて、今度の5年目には何かイベントを考えることができるくらいのゆとりが持てるようになりたいな。よし、目標は5年で一人前!・・・どんどん期間延長していかないように努力します、はい。

そういうわけで、いつのまにやら3年目。クリニックはまだまだこれからです。
みなさんの支えがあってこそ、これまで大きな事故なく続けることが出来ているんだと思います。
子供たちの笑顔があるからこそ、私もスタッフも笑顔を絶やさず頑張れているんだと思います。
本当にありがとうございます。
そして、どうぞこれからも末永くよろしくお願いいたします、ね!

一足お先に・・・安曇野の秋

2011年09月26日
最近言われている「シルバーウィーク」・・・みなさんはいかがお過ごしでしたか?

連休の前、連休の間、そして連休の後。クリニックへ来られる方達がじわ〜っと増えつつありました。熱の具合や咳鼻水の具合などもじわ〜っと秋を感じさせるように変わってきていて、秋風ならぬ秋風邪が吹いてきたな、そんな様子です。ぜーぜーで昨日の夜は眠れなくて、という訴えのこども達も1人、2人、3人、そして4人、5人・・・。いつもおしゃべりの多い子がなんだかだまって座っています。聴診器を胸に当てる前に少し胸郭を見つめると、肩やおなかをしんどそうに一生懸命動かして、それでも精一杯の笑顔を見せてくれます。聴診器を当てるまでもありません。「あらら〜、これはしんどかったね。連休中、よくがんばったね、しんどかったね。。。」と思わずつぶやいてしまうこともしばしば。あー、ついに、辛い季節がやってきました。それでなくても運動会やら遠足やら、こども達も大忙し。少しでもみんなが秋という気持ちのいい季節を満喫できるようにと毎年頭を悩ませています。一昨年より去年、去年より今年と、何かいい作戦を見つけ出さなくちゃ!

さてさて。連休の合間の1日を利用して、私は夫と少し遠出をしてきました。今月から車が新しくなったのですが、親睦を深めるために(いわゆる「ならし運転」ですね)日帰りのおでかけです。私としては「恒例」のドライブコースなのですが、その場所は・・・長野県の安曇野です。朝出かけて、夕方に到着。1時間ほど滞在して、そのまま帰る、という強行コースです。そういえば前の車が私のもとへ来てくれた時も同じドライブを楽しみました。無謀な企みですが、これがまた何も考えずにぼーっと運転に集中することって、私にとっても意外と気分転換になるんです。

でも、今回は祝日の朝9時頃に出発したことから失敗でした。いきなり25kmの大渋滞に巻き込まれおそろしいほどのノロノロ運転。やっと逃れた、と思ってしばらく走っていたら今度は10kmの事故渋滞。やめときゃよかった〜勘弁してくれ〜! 何度も引き返すことを考えながらも気持ちを奮い立たせてなんとか現地へ行ったものの、通常ゆっくり走って6時間くらいなのに今回は7時間かかってしまいました。安曇野へ到着したのが16時20分頃。はぁ、疲れた・・・。

到着した時にふと車の窓を開けるととってもとっても寒くて驚いてしまいました。確かに道端にはコスモスが満開でしたが、ひんやりとした空気です。なるほど、秋、だ。ここのところしんどいこども達を見ていて「もー秋なんて嫌いだ!」とひねた気持ちになっていましたが、肌寒い気温の中で揺らいでいるコスモス、そしてわずかに残っているそば畑の白い花・・・やっぱり、秋っていいですね。少し気持ちが和らぎました。この風景、こども達にも見せてあげれたらいいのに。

今回選んだ行き先場所は「安曇野絵本館」です。これまで何度も足を運んでいるお気に入りの場所で、クリニックの為に絵本やら絵本のリトグラフ、何点かここで購入しています。滞在可能な時間は少ないですが7時間かけて来たんですもの。せめてお気に入りの所で少しでも気持ちよく過ごしたかったのです。なんとかぎりぎりの入館時間で滑り込めました。

ここはあくまで大人のための絵本館です(ごめんなさい!未就学のこどもたちは入れないんです)。周りはマイナスイオンてんこもりの緑深い木々に覆われている場所で、木造の吹き抜けがある気持ちのいい建物です。その中でゆったりと静かな音楽が流れ、いつも誰かの絵本原画がテーマ展示されています。ぎりぎりの時間なので訪れる人もまばらでした。でも、2−3年ぶりに足を運んだのですが、館長さんが「前にも来られていますよね。」と声をかけてくださりとても驚きました。

今回はエロール・ル・カインという方の原画展。ちょっぴり大人すぎる?雰囲気で、絵本を買うには大人すぎる?と思いざっくり見て回るだけになりましたが、それでもその館の静かな空間と、原画展と、絵本やリトグラフの売り場を堪能(ちゃんとクリニックへお土産も買いましたよ)。入館した人にもれなくついているおいしいコーヒーをゆっくり味わって・・・「さ、帰ろうか。」 17時過ぎには出発です。1時間もいなかった計算になりますね。あー、もったいない!渋滞さえなければもっとゆっくりできたのに!!

帰り道は5時間強で自宅につきました。お昼も夕食もサービスエリアでの軽食のみです。帰り道は正直とっても疲れました。帰宅後は倒れるように就寝、でした。でも、気持ちはすっきりです。

ハードなおでかけでしたが、車も無事にならし運転距離をこなすことが出来(往復で800km
のドライブでした)、短時間ですが秋の気持ちのいい空気とたっぷりマイナスイオンを浴びてくることもできました。とりあえず、満足。クリニックへ買ってきた絵本は、スタッフに透明カバーをかけてもらって皆さんにお披露目しますね。お楽しみに。

お世話になりました。マジカラーさん!

2011年09月18日
事の起こりは1か月ほど前のことでした。「先生、コピー機に転写ベルト交換って出ているんですけど」と受付事務さんにいわれ、なんのこっちゃと思いつつコピー機を見てみると、確かに見たことのないアラーム表示が出ていたのです。トナー交換、とかイメージングユニット交換、とかの表示はよく見ていたけど、転写ベルトって、何?

いろいろ調べてみると、このコピー機「magicolor」という機種は12万枚分ほど使ったらあちこちの部品を交換しなければならないそうなのです。まだ3年弱、もうそんなに使ったのかなぁ。まぁ器械が「取り替えてくれる?」と訴えてきているのであれば、とメーカーに問い合わせてもらったところ、これがまた目玉が飛び出るほどの値段! しかも転写ベルトだけでなく、様々な部品交換もほぼ同時期に必要になるらしく、メーカーの人に出張してもらってそれを全部取り替えて、としていたら本体価格を軽く越えてしまいそうな勢いなのです。えー、そんなの無理無理。でも、コピー機は必要不可欠です。どうしましょ。

そこでふと思い出したのが、先輩開業医の先生に伺ったことがあるリースのお話です。大きなコピー機を借りて、リース代と1枚○円、のカウンター式でお金を払っていくというもの。クリニックの近くにもそんな会社がきっとあるはず、と信頼できるつてをたどって連絡を取り、話を聞いてみました。

その会社の方に今のコピー機がどれぐらい働いているのかを調べてもらったところ、「1か月に3200枚ほど取っている、かなりのハードユーザーですよ。」といわれびっくり。そんなにコピーしてたっけ? でも、ざっくり計算してみても、確かにそれぐらいコピーしていたのです。一般家庭で使ってもおかしくないような機種を使っていたのでそりゃぁ3年でガタがくるのも無理はありません。

問診票をはじめ様々な書類のコピーはかなり手間もかかりますので、印刷にまわしたほうがいいかな、と思ったこともあったのです。でも、まだまだ発展途上のクリニックですので、今でもちょこちょこと内容を改訂しています。1000枚単位の印刷では不都合が生じることも考えられますし、実際には印刷の方が割高です。なので結局しばらくはコピー機でがんばってもらうことにしていました。でも、3年で要修理だなんて。。。

本当に悩みましたが、これからのことをいろいろ考えて、結局コピー機を変えて、先輩の先生の所とおなじように1枚なんぼのカウンター式に切り替えることにしました。トナー代やメンテナンス等のサポートもしっかりしているみたいですし。使い方によってはかなりのコストダウンにもなりそうです。

新しいコピー機がくる日の前日午後、今のコピー機「マジカラーさん」が悲鳴をあげました。「サービスマンを読んでください」というアラームが点灯したのです。つ、ついにダメなの?明日新しい器械がくるのに! 看護師さんの機転でいったんスイッチを切りもう一度立ち上げたら幸いにもそのアラームが消えて再び動き始めました。マジカラーさん、あともう少しだからがんばって! 思わずコピー機をすりすりなでて励ましてしまいました。

結局、新しい器械がくる日までマジカラーさんはがんばってくれました。だましだまし、ちょっぴりずつ必要枚数をコピーして午前中の診療時間を生き抜いてもらい、終了後新しい器械がくるまでのわずかな時間、残りのトナーがもったいないので最後は時間の許す限り問診票等をたっぷりコピーしました。マジカラーさん、本当におつかれさまでした。今までありがとうね。マジカラーさんも別れを惜しむように「がしゃん、がしゃん、がしゃん‥‥…」最後までしっかりがんばってくれました。さよならする時も思わず手ですりすり。よくがんばったね。ありがとう!
別れがとても寂しかったです。自分でたくさんのメーカー、機種の中からたくさん説明を聞いて、一生懸命選んだ機種でしたもの。思いもひとしおです。

新しい器械は、かなりの機能が備わっており、たったの3年とはいえ時代の流れに驚いてしまうほどでした。早いし、便利!そんな機能も備わっているの?すごいなー。スタッフもカウンター数でお金がかかることを認識し、いかに安く使っていくかいろいろアイデアを考えてくれています。そういう意識を持ってもらえた点でも、新しい器械に来てもらってよかったのかも知れませんね。

お世話になりました、マジカラーさん。本当におつかれさまでした。
そして、新しい‥…あ、機種の名前覚えてないや、「新しいコピー機さん」、これからよろしくね!

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